「営業の仕事がしたい」「人の暮らしにインパクトを与える商品を扱いたい」――そんな思いから辿りついたのが自動車ディーラーでの販売職です。特に、栃木トヨタは約70年の長い歴史を持つ企業で、地域に根付いた事業展開している点にもひかれました。
華やかなイメージの強いディーラーの世界ですが、日々携わるのは地道な業務の積み重ね。店頭での接客に限らず、お客様の車の点検・引き取り、各種の書類手続きのサポート、時には年配のお客様のタイヤ交換のお手伝いまで行います。
車は好きな方でしたが、入社時からすごく詳しいというわけではありませんでした。車をめぐる知識は奥深く、入社5年目となる今でも構造・機構などについて学ぶことは尽きません。お客様から修理の相談などを受け、分からないことがあればサービス担当者に問い合わせ、そのやりとりの中で自分自身の引き出しも広げています。
私たち営業の仕事は「このようにすべき」と決まったルールがあるものではありません。入社年次が浅いころは、新規のお客様を増やしていくため、飛び込み営業にも注力しました「栃木トヨタのこの地区の担当です。お車のことで何かあればご相談ください」「最近こんな新車が出たのでご案内に来ました」など、各家庭に名刺を渡して帰ります。そろそろ買い換え時と思われる車や、期日が近づいた車検ステッカーが貼られている車が庭先に止まっている場合は、特に積極的にご提案します。知らない家庭のドアベルを鳴らすのは、最初は勇気がいるものの、 ダメでもともと。それがきっかけで後日お電話をいただき、お付き合いが始まることも実際には少なくないのです。
車検や修理、買い替えなど、自動車関連で何らかのアクションが必要なとき、「そういえば、この前の栃木トヨタの人に聞いてみよう」と顔を思い出してもらうことはとても重要です。長く続く関係づくりも、まずはそうした「自分を覚えてもらう」ための工夫から始まるものだと思っています。
担当させていただくお客様の数は毎年増えていき、ご家族・ご友人などを紹介いただくケースも多くなっています。現在では、全体の約2割は既存のオーナー様からのご紹介のお客様です。
昨年の冬、プリウスを購入いただいた70代のお客様がいらっしゃいました。ご自宅に納車に訪れたのですが、そのときスタッドレスタイヤを装着していて、夏タイヤは車内に積んだ状態でした。ご高齢ということもあり、積みっぱなしではお困りではないかと思い、タイヤをご自宅の倉庫にしまうことまでお手伝いをしたところ、「販売店からこんなに親切にしてもらったのは初めて」と非常に喜んでいただけました。そしてその数日後、お客様から「息子も車を探しているから紹介したい」とご連絡をいただき、日を空けず同じプリウスをお買い上げいただくことになったのです。身近なお知り合いをお客様から紹介いただくというのは、まさに信頼の証であり、大きなやりがいとなっています。既存のお客様にも、ご紹介いただいたお客様にもお役に立てるよう、がんばっていきたいです。
毎週月曜の定休日には、基本的には外出しています。映画を見たり、買い物をしたり、飲み歩きやカフェ巡りなど 、その日によってまちまちです。休みが合えば、学生時代の友達と会ったりもします。この前の二連休には、友人と一泊二日で長野にスノーボードに行ってきました。休みが平日というのは、どこに行っても混雑がなく、料金も安めで、旅行のときなどは大いにメリットを感じます。
あとは最近、ゴルフを始めました。お客様にはゴルフ好きの方も多いのですが、聞きかじっていたゴルフ用語の意味がわかったり、グリーンを回るとはこういうことかと実感できて、会話が弾んだりも。プライベートでもいろいろ経験してみると、新しい発見がありおもしろいですね。